うつと薬と仕事と趣味、たまに酒

気が向いた時の更新です。

転院して2回目の診察

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8月21日。

転院して、2回目の診察を受けました。

8月は私の旅行や病院のお盆休みがあって、前回は7月24日。

4週間ぶりです。

 

薬は、パキシルを徐々に減らしているところです。

前回の診察の時に早朝覚醒で困っていると伝えたところ、

リボトリールという薬が追加になりました。

寝つきが良くなったものの、早朝覚醒は続いていますが、

今回は、寝る前の薬はそのままで様子を見ようということになりました。

 

転院して良かったと思っています。

感じがよくて、話しやすい先生です。

少なくとも休職の間は、薬をできれば減らしたいこと、

休んでいることによる治癒を期待したいことを初診で伝えましたが、

それは、ちゃんと受け止めていただけているようです。

 

それに、「4~5日(ばらばらに)やる気がない日があった」という話をしたら、

「1ヶ月でそのぐらいなら、正常範囲だと思います」と、答えてくれました。

そういえば、前の主治医はそういう言い方はしなかったなぁと思いました。

話はしっかり聞いてくれましたけど。

 

昨日と今朝はしんどくて、元気がありませんでした。

どうしても波があるのが、この病気の特徴です。

不安になりますが、一歩一歩の精神を忘れずに。

時には、三歩進んで二歩下がる、ということもあります。

 

次回の診察は2週間後。

今のところ、病院へ行くのが楽しみです。

決意

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前回の記事で、心療内科の主治医(男性)との考え方の違いにもやもやすると書きました。

それから、ずっともやもやしていました。

病院を変えてみようかと思い立ち、ネットで検索してみました。

すると、女医さんで評判のいいクリニックが見つかりました。

口コミの評価が高いですし、病院のサイトに書かれている内容には、感銘を受けました。

家からも、会社からも、比較的通いやすい場所にあります。

 

病院を変えることを決めました。

新しい病院に電話したところ、7月は予約でいっぱいでしたが、なんとか時間を取ってくれました。

紹介状が必要だということなので、今の主治医に、次の診察で依頼します。

10年ほどお世話になった主治医なので、転院するということは言いづらい…。

でも、言うしかありません。

なんだか落ち着かない気分です。

早く新しい病院に行きたいな。

薬の必要性

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7月4日の木曜日、心療内科の診察に行きました。

主治医とはもう10年以上の付き合いです。

 

過去、抗うつ剤を全く飲まなくてよくなったことが何度かありました。

でも、会社で色々なことがあって、調子を崩しました。

主治医の私の見立ては、仕事に行くと調子が悪くなるから、抗うつ剤抗精神病薬を飲み続ける必要がある、というものです。

 

確かに、うつは何度も再発しました。

そして、私は今でいうHSP(主治医はこの言葉は使いません)で、それによって被害妄想的になってしまうことがあるのは事実です。

 

一方で、今回のように気楽な長い休職をするのは、初めてです。

休むことによって良くなることもあるかもしれない。

会社も、私も、その可能性にかけています。

 

主治医は、休職前と休職後で同じ薬を飲んでいたら、何も治療をしていないということになるのではないかと言いました。

それは、医師ならではの視点ではないかと思います。

 

診察では言えませんでしたが、会社の人たちは、休職前と後で薬が同じ、また増えていた場合には、「まだ治っていない」と判断するのではないでしょうか。

 

主治医は今回は、新しい抗うつ剤を試すのを見送りましたが、今の薬だけでは不十分だと思っていますから、次回以降はまた何か薬を勧めてくるかもしれません。

それは、私の本意ではありません。

 

今まで何もかも主治医の言うことを真に受けてきたわけではありません。

でも、おおむね信頼して診察を受けてきました。

今回、考え方の違いをありありと感じて、なんだか、もやもやします。

患者の話はよく聞いてくれる人ですから、次回も薬を減らしたいと思っていることは伝えようと思います。

 

今回処方されている薬です。

レキサルティ 1㎎×2
 

休職から2ヶ月。

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5年前の下田にて。

7月1日です。

今の会社で3回目の休職に入って、2ヶ月経ちました。

会社から命じられた休職期間は1年間なので、あと10ヶ月です。

10ヶ月もあります。

 

この2ヶ月で、体調はどう変化したのか?

 

元気バリバリ!ではありません。

シャワーを浴びるとか歯を磨くとか、日常生活に必要なことも、

サボることがちょくちょくあります。

これは、病気の症状だと一般的には言われます。

 

元気がいいときは、外出したり、ウォーキングしたり、本を読んだりします。

これにも波があって、やらない(できない)ときは、やらない。

 

でも、休息だけは十分取れているので、

心の土台が、少しずつしっかりしてきたような感覚があります。

これは、大事な感覚かなと。

 

心療内科の診察は、今回の休職に入ってからは、ずっと週1回。

薬を増やしたり、睡眠がうまく取れなくて減らしたりしているからです。

今回の処方は、

 

パロキセチンパキシル)20mg×2

レキサルティ1㎎×2

ブロチゾラムレンドルミン)0.25mg×1

 

SNRIイフェクサーを試しましたが、不眠になってダメでした。

主治医は、次回の診察で、新たな抗うつ剤を試そうとしています。

でも、休みでゆっくりしているので、薬を追加しないようお願いしてみるつもりです。

自力で、少しでも回復できないか?

模索が続きます。

うつ病を治すことについて

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ぱくたそ

 

うつ病を治すってどういうことだろう?

 

私は、うつ病歴13年目なので、病気なのが当たり前のように感じ、治るということはうまくイメージできなくなっています。

 

そこで、Googleで「うつ 治った」で検索してみました。

 

うつ病は必ず治るという内容のサイトに交じって、気になるサイトが3つあったので、備忘録として載せておきます。

 

president.jp

「治る」とは「元に戻る」のではなく、「新しい自分」になるということ、と説きます。

 

diamond.jp

これも、「新しい自分になる」ということだとしています。

 

toyokeizai.net

うつ病の治療には、「焦るのはよくない」というけれど、そういうと余計に焦ってしまうから、「焦ってもいいんだよ」という姿勢で接するのが良いということです。

 

焦らずに(でも焦ったってかまわないというスタンスで)、元に戻るのではなく、新しい自分に変わる、これがうつ病が治るということなのでしょうか。

 

イメージできたような、そうでないような。

 

のんびりと、うまく付き合っていく、ということですかね。

 

うつ病を治すことについて、役立ちそうな情報があったら、また記事にします。

飲酒のこと

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タイトルに酒と書いたので、飲酒状況を書いておきます。

 

お酒。好きです。

 

会社帰りにカフェとか居酒屋でけっこう一人飲みしてます。

 

飲む量は、コロナビール1本。

プレミアムモルツだとジョッキ1~2杯。

 

友人と飲むときは、もっといきます。

 

薬を飲むのは、酔いが醒めてから。

けっこう酔っているときは、薬を飲まずに寝ます。

 

主治医はお酒を飲むなとは言いません。

自分で調整しろ、ということでしょうか。

 

本当はお酒飲まない方がいいんだろうな~。

休職に入ったら飲む機会はぐっと減ると思います。

うつ病歴10年以上、治すことはできるのか?

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前記事「うつ病での休職歴を隠して転職しました。」では、前の会社にいる時にうつ病を発症して休職し、そのことを隠して転職したものの、今の会社でも調子を崩した、というところまで書きました。

 

結局、今の会社では、過去に2回休職しました。

 

それでも調子が悪く、会社の指定医の診断結果および会社側の相談の結果、「休職命令」という形で、1年間休むことになりました。

 

会社としては、1年という長期にわたり休職を命じることで、「しっかり治すように」という意向です。

 

しかし、うつ病歴10年以上で、「治す」ことができるのか?そもそも、「治す」ってどういうことなのか?

 

これから1年間の休職で、いろいろ探っていきたいと思います。その記録として、このブログを使っていければ、と思っています。

うつ病での休職歴を隠して転職しました。

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私は、前の会社に所属しているとき、うつと診断され、長らく休職しました。復職したものの、職場環境の悪化に耐えられず、転職を決意。うつであることをクローズして、転職した体験記です。

 

 

うつを発症してしまった

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うつを自覚したのは、2006年の8月ごろでした。プライベートで大きな喪失感に苦しみ、職場環境もあまり良くなかったせいで、つらくて仕事に集中できなくなりました。

 

精神科とか心療内科を受診するという選択肢は、すぐには浮かびませんでした。薬を飲むのが怖かったのです。

 

そこで、ネットで調べて、職場近くのカウンセリングルームを見つけ、申し込みました。カウンセリングでは、仕事に支障が出ているなら薬を飲んだ方がいい、と言われ、ようやく心療内科を受診する決心がつきました。

 

心療内科では、「うつですね」と言われました。2006年9月のことです。そして、薬を飲み始めました。

 

そして、休職

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薬を飲んでも、調子が良くならず、2006年12月から、1か月休職しました。

 

復職したものの、体調は思わしくなく、会社の先輩に説得されて、2007年4月から二度目の休職。それから、6月に調子を大きく崩して、休職期限の12月まで休みました。

 

この、12月中から復職したということが、のちの転職活動に役立ちました。

 

復職後の職場環境悪化と、転職の決意

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復職後、最初は時短から始まりましたが、それに対して嫌味を言う社員がいました。私が長期間休職したことを気に入らない上司からの風当たりも強く、日々、ストレスにさらされていました。

 

入社から2年ほどと短い期間だったため、3年経つまでは転職しない方が良いのかと悩みました。しかし、あまりにストレスが強いので、2008年4月から転職活動を開始しました。

 

うつをクローズしての転職活動

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ぱくたそ

 

転職活動では、4社のエージェントに登録。うつ病ということはもちろん言いません。面接の前に安定剤をこっそり飲むこともありましたが、わりと順調に活動でき、2008年6月には、3社から内定を得ました。

 

なぜ転職したいのか、と面接で聞かれたときは、「”アントレプレナー”という制度の導入で、年収が大幅に下がるから」と説明しました。これは、事実です。たまたま私が復職した翌月の1月から、この制度が導入されたのでした。

 

会社とのあつれき 

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ぱくたそ

 

所属していた会社の上司からは、私が転職活動でちょこちょこ休むことをとがめられました。転職活動で休んでいることは知られていませんでしたが、有休をすべて使いきっての復職だったため、休むと欠勤になり、人事から問い合わせが上司に来ていたようです。

 

上司と、その上司から、ちゃんと会社に来ないと退職をお願いせざるを得ない、と言われました。欠勤が多かったら退職という就業規定はなかったはずですが。

 

転職活動の結果、新しい会社が決まって、会社フォーマットの退職願を出す際、それまでの部署内のあつれきにより「精神的、身体的に苦痛を受けた」と書いたら、また上司とその上司に呼ばれました。

 

次の会社は2008年8月入社ということが決まっていたので、退職日を7月末日で希望したところ、退職日は6月末とし、退職理由は「一身上の都合」とするように言われました。それには断固として応じられない、6月末日での退職となるなら、退職理由を具体的に書く、と表明し、上司とその上司をしぶしぶ納得させました。

 

なぜ7月末日の退職にこだわったかというと、在職中で転職活動をして、内定を6月中旬にもらったのに6月末日の退職では、退職までの期間が短すぎて不自然だからです。無事に7月末日退職と決まったので、退職理由は「一身上の都合」としました。

 

うつがばれるかと、ひやひやした入社手続き

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ぱくたそ

 

転職の際、新しい会社との入社手続きにおいて、うつがばれないかとひやひやしました。具体的には、次の書類と手続きです。結果は、どれもぎりぎりでクリア、といった感じでした。

  • 源泉徴収票
  • 住民税額の決定通知書
  • 健康診断結果
  • 団体生命保険

 

源泉徴収票

私の場合、退職時にもらう源泉徴収票には、2008年1月から2008年7月までの所得などが記載されていました。1月より「アントレプレナー」制度により年収が大幅にダウンすると面接で伝えておいたので、時短と欠勤で収入が少ない分については、特に気にされませんでした。

転職時の源泉徴収票についてはこちら

 

住民税額の決定通知書

2007年度は8か月半、休職していたので、住民税の徴収がありませんでした。入社日が8月でしたので、入社してから総務の担当者に「一括徴収してもらいました」と告げ、問題ありませんでした。

転職時の住民税についてはこちら

 

健康診断結果

2008年6月に健康診断を受け、入社手続きにぎりぎり間に合いました。診断の際、うつであることは医師に話していましたが、健康診断結果にはそれは掲載されず、他の結果はすべて問題なかったため、チェックされることはありませんでした。

 

団体生命保険

これは入社当日に加入手続きがありました。通院しているかどうか訊かれましたが「通院していない」と言いました。後日、通院がばれた場合は保険が下りませんが、それは仕方ないと割り切りました。

 

まとめと後日談

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ぱくたそ

 

このように、うつで休職したことを隠して、2008年8月より転職することができました。復職した時期、転職の時期、会社の給与制度の変更が、諸手続きや書類上、なんとか問題なしで行ける期間だったことが幸いしました。

 

入社後6年間は、こっそり通院と服薬をしながら、あまり休まず、出張も休日出勤も残業もこなし、会社には病気のことがばれることなく働いてきました。

 

しかし、2014年に会社で非常にショックなことがあり、大きく調子を崩したことから、当時の上司に体調のことを訊かれ、ずっと病気を隠していたことを正直に話しました。特におとがめはありませんでした。

 

その後、部署を異動となり、我慢できないことがあって3か月休職しました。今の会社は長期で休んでも嫌味などを言ったりする雰囲気ではありませんから、スムーズに復職することができました。

 

その2年後、現在(2018年11月12日)、今の会社でふたたび休職に入っています。復職後がどうなるのか不安ですが、なるようにしかならないと、なるべく割り切っていこうと思います。

 

この記事が、うつで休職歴がある方の転職活動のお役に立てば幸いです。そして、どなた様も、自分も、うつが治りますように。